それはともかく

 2年ほど続けた歴史のある(?)にっきですが、残念ながらこちらはこっそり更新スロースピードへ、そしてほぼ毎日のペースという奇跡の日記としてメインはミクシィに移転しました。
 これからも私の戯言に付き合っていけるという奇遇な方はどうぞこちらとあわせてご覧ください。

はいはい、イナバウアー ┐(´ー`)┌=3

 最近私が寒いギャグを言うと夜魔氏がイナバウアーがなにか理解していないわたしにこういうようになりました。なんか激しく腹が立つので一度皆さんも使ってみましょう。相手の攻撃力がUPしますよ。

悪霊

「それ」は、正しくは悪霊などではないかもしれない。
少なくとも、われわれ日本人の言葉ではそれを悪霊とは言わない。

そう、一言で現すならば……鬼だ。

動く死体と呼ばれるモノは、世界中わりとどこにでもある。
その姿形は、腐っていたり、骨だけだったり、あるいは生前のままだったり。
日本では物体として形あるものを「妖怪」と呼び、
普通の人間には見ることも出来ないようなものを「幽霊」と呼ぶ。
だが、日本の吸血鬼伝説というのは不可思議なことにあまり知られていない。
日本の妖怪変化は血のみを採取することはなく、大抵丸ごと召し上がる方々ばかりだからだ。なんとも豪快な話である。
これが海外はどうかというと、すぐお隣の中国ではキョンシーが吸血妖怪として有名であるのではなかろうか。流石に大陸の覇者であったお国柄だけあり、まだまだ一般では知られていない妖怪伝説が残っていそうな雰囲気すらある。
欧州では、ドラキュラ伝説のおかげで有名なブラド・ツェペリ・ドラキュラ伯爵以前にも、吸血行為はキリスト教の影響の下禁忌として連想しやすかったためなのであろうとかなんとか。詳しく調べてみる価値はありそうだ。
閑話休題
「それ」と呼ばれた者は、かつては人間であった。
彼は望まぬまま選ばれ、不運なことに正式な方法で儀式を終え、そして開放されたはずの仮初の生から、開放されがたい闇に幽閉されたのだ。
「気分はいかがかね」
足元に倒れているのは、見知らぬ女性。
きれいな黒髪に、やわらかそうな印象を受ける撫で肩の小柄な人物である。ピンクのセーターと紺色のロングスカートを身に着けている。アイマスクと口を顔の下半分を覆い隠す布、それらが豪奢な洋室のいかにも高そうな絨毯の中素足であることとあいまって余計に奇怪に映った。
なにより、女性はすでに息をしていない。首に目を背けたるような噛み跡が残されているので、おそらくそれが原因だろう。
「目の前に死体が無ければいたって快適かな」
快適だって!?
僕はどうしたというのだろう。平然としたせりふが口からまろび出ることに一番驚いたのは僕自身だ。
「それは結構。実に結構!」
パチパチパチ、と芝居がかった動作で声の主が拍手する様を僕は痴呆病患者のように呆けた瞳で見ていた。
「時に君は、自分が何者かを覚えているのかね?」

こうして「それ」は、僕になる。あるいは僕は「それ」になるのか。


======ヴァンパイア;ザ・マスカレイド オリジナルプロローグ 了=====


2006年3月7日火曜日   こんな感じで自分のキャラの設定をまじめに考えるのは久しぶりだなぁと思いつつ。

                            虫食いパン 改め 蛮族

といいつつ

 結局あわないならそれはそれでよかったのかも知れない。と、すっぱい葡萄の方式で自分をごまかしてみる。別にOFF自体は初めてではないんですよ、ぶっちゃけると。
 親友と呼べる人物の一人とはOFFで知り合ったというなんとも奇特な話もあるわけで。インターネットという媒介をえて生活圏の重なるはずのない人と知り合うというのはとても面白いことだと思うんですけどねぇ。
 ただ、最近あんまりそういう意味合いでOFFがいいイメージを持たれているかといえばそうでもない訳で。
 こうなったら次は岐阜に働きに行くしかない!

2006年2月20日 月曜日 それよりは東京のほうが面白そうだよなぁと思いつつ
                                  虫食いパン