妄想

 時々、ふと思うことがある。
 今この瞬間に世界に大きな異変が起こったらどうなるだろう、とか、目の前を走る燃料運送車が爆発したらどうなるだろう、とか、大地震でよくある世紀末物の漫画のような世界になったら、とか。
 空想癖というには危ない発想が多い為、妄想癖と仮に呼ぶとしよう。
 こういった妄想は結構誰でもしたことがあるんじゃないのだろうか?特に台風の異常発生が日本全土に被害を及ぼそうとした今年は、連想もしやすかったはずだ。
 新潟の被災地を見て夜も眠れなくなるような恐怖に襲われた人がそうそういない*1のと同じく、規模の大きすぎる災害というのは、現地を目で見て、直接体験しなければ理解できない部分がある。情報網が発達していても、伝え切れない現実はあるだろうし。悲惨なニュースは現実感が薄く、こうした妄想を誘発するような要素があるのかもしれない。
 で、現状にそれほど不満があるのかというと、実のところ、無い。
 なぜ自分がこれほどに世界の破滅を想像するのかというと、おそらく不安だからなのであろうと思う。だから終わりを妄想することで対処しようとしているとか。(それこそ妄想かもしれないが)

つづきは夜にでもじっくり書こうかと。

*1:被災者は無論のこと被災地に近い地域や、過去に自身で心的外傷を負った人には失礼だが