さあ、剣を置いて

 戦闘とは、つまりその前になされた会話による話し合いが決裂しているからこそ起きるもの*1であるのだろうか。少なくとも、大体のゲームにおいては怪物は問答無用で倒されてしかるべき、というスタンスである。これはつまり始めからコミュニケーションを諦めているという事に他ならないのではないだろうか。
 それはたしかに間違った事ではない。怪物というカテゴリーでまとめられてしまっているというのはつまりそれだけの危険性があるということで、宝を奪うために洞窟などに入りこんでいる冒険者はそれらを倒さなくては商売上がったりな訳であるし。大体、話してどうにかなるなら過去に誰かがそうしているはず……本当にそうなのか?

*1:いえ、一昔前までの日本なら現実に戦闘行為をしなくてはならない状況、というのはそうそう無いのですけどね。ほら、最近は物騒だし