おお、神よ

 朝起きたら、そこは雪国でした。
 玄関を出ると出迎えてくれる膝上まで積もった粉雪の層。恐らくあと10年ほど昔の自分なら喜んでダイブできたのでしょうが、いまはただ深々とため息をつくだけです。まあ、自分の家の前に流雪口*1があることが唯一の救いでしょう。
 今は余り付き合いがなくなったある人が青森で初めての冬を迎えたとき言った台詞、
「青森?いやいや、ここロシアだから」
 というギャグ(まあ、それまで水戸近郊で暮らしていた彼には大マジな台詞だったのかもしれませんが)を思い出し、今ごろどうしてるんだろうなぁ、と現実逃避してしまうほどダルイ朝でした。

*1:側溝を大きくして、金属性の柵のような蓋をつけた物。文字通り雪を流す為に使い、毎年の様に詰まっては使用する市民に不満を抱かせる。雪を溜めておくだけのスペースがない都市部では冬の生活の要。