海の底

 バイト先への出勤途中、夕方に雪が降っているとまわりが赤くなるのではなく青い闇に染まるということを、南のほうに住んでいる人はどれだけ知っているのかなぁ、と思いました。何か雪が降っていると景色が途端に暗くなるんですよね。まあ、白く見えるということは光を反射するということで、光を反射するということはそれだけ雪は雨よりも日光を遮るというのは当然の帰結なのですけど。
 日が沈むのが早い関係もあり、冬は夜の占める時間が多い様に感じます。まるで街が海のそこに沈んでいるような、そんな陰鬱な景色に見えるのは雪にロマンを見出せなくなってしまったからなのかなぁ、と最近思うようになったり。
 ま、ようは晴れて欲しいというだけなんですけど。

2004年1月9日 日曜日 というか、これを書いているのは2時過ぎなんだけど、と思いつつ。
                                    虫食いパン