二人の馬鹿とカード

 最近、嫌な事が多いせいか久しぶりに文章を書くのが楽しくなってきた。思うに、私は逆境に置かれるとこういった作業に逃避する癖があるようである。
 まあ、それは兎も角。
 カードゲームの新しいシリーズが発売された(#1)という話を知人として、その場のノリと勢いで青森県弘前市にあるホビーショップへ買いに行く事となった時の話だ。私達は最近の漫画でよくある、やたらとゲームが重要視される世界の話を話題に、現実にそんな世界があったとしたらという馬鹿話を真面目に議論した。