死体の価値

 私の言う死体愛好家というのはすなわちネクロフェリアとイコールではない。あくまで商品としての死体、死体という物品に付加される二次的価値が重要なのである。
 そもそも、空想の物語では死体が結構使われる。ゾンビやスケルトンといえば知らない人はいないほど有名だし、変り種としてはフレッシュゴーレム*1というのがある。
 魔法は死体と縁が深く、蘇生の儀式や死者を操る禁術などはポピュラーではないだろうか。
 死体はコストがかからず(墓に行けばあるし、なんならそこらの冒険者でもいい)特殊な事情*2がなければ半永久的に使える実に有用な道具である。まあ、両衛生上あまりよろしくないが。
 つまり、禁断のアイテムとしての死体が好きなのである。そういう意味では呪いで動く鎧なんかも好きである。まあ、それはむしろゴーレムに分類されるのかもしれないけど。

とまあ、気が付いたので追記しておこう。

*1:石ではなく肉で出来たゴーレム。まあ、フランケンシュタインみたいなもの

*2:聖的な物で力が禁じられている、あまりに破損が激しいなど