2、なべで直には炊かない

 なべ御飯で重要なのは、鍋で直接炊かないことだ。まず四の五の言わずに米を緩やかに包める大きさの台所用の布巾(本当なら木綿などが便利)を用意して、鍋の中に敷こう。この時中に包む米をこぼさないように鍋の上に引いた笊にかぶせてもいい。敷かれた布巾の上に米をあけ、しっかりと包み込もう。
 布巾の役目は二つあって、一つは米のでんぷん質が焦げないようにするため、一つはお米を蒸すためだ。たとえ薄い木綿でも米のでんぷん質で膜が張り、蒸気は篭るので心配ない。
 
 これで、準備は完了だ。まぁ、後は蓋をして気長に炊こう。